

女性用育毛剤に副作用はある?頭皮のかぶれを招かないための育毛剤選びポイント
女性用育毛剤に副作用はある?頭皮のかぶれを招かないための育毛剤選びポイント | 女性の育毛・ヘアケアコラム | 女性の育毛・ヘアケア特集 | 髪さま
女性用育毛剤は、男性向けに作られた強い育毛剤に比べて副作用が少ない傾向にあります。
しかし、抜け毛や頭皮トラブルが起きている場合、または妊娠中や産後の授乳期間に使うときには、不安を覚えますよね。
敏感肌の人であれば、頭皮がかぶれてしまわないか心配になることもあるでしょう。
女性用育毛剤は本当に副作用がないのか、配合成分とともに掘り下げていきたいと思います。
女性用育毛剤に副作用はあるの?
育毛のためには、毎日コツコツとお手入れすることが欠かせません。しかし、頭皮に直接つける育毛剤は、毎日使うことによる副作用のリスクも気になりますよね。
実際のところ、女性用の薬用育毛剤であれば、ほとんどの場合副作用の心配はありません。
と言うのも、体調やホルモンバランスの違いで頭皮環境が変わってしまう女性のため、刺激を抑えた成分で作られている製品だから。
しかし、育毛剤に限らず薬剤は「どんなときも、誰にとっても絶対に副作用がない」とは言えず、使用量や体調次第で影響を受ける場合もあります。
育毛剤に配合される副作用の恐れがある成分
これからご紹介する成分が配合された育毛剤は、万が一の場合には副作用の恐れもあるため、不安な人は避けたほうがいいでしょう。
特に産前や産後は、影響が赤ちゃんにまで及ぶこともあるため十分注意してください。
ただし、気をつけなければいけない成分は、ほとんどが男性向けに作られた強力な育毛剤や発毛剤に配合され、女性用育毛剤にはあまり含まれていません。
それでも念のため知識を深めておき、育毛剤選びの参考にしてください。
ミノキシジル
FAGA(女性男性型脱毛症)などの抜け毛に有効と言われる成分で、血行を拡げる作用があります。
もともとはアメリカで開発された血圧を下げるための薬。多毛症の副作用から育毛効果が見つかり、育毛剤として使われるようになりました。
薄毛治療のクリニックでも処方され、発毛効果も期待できる成分ですが、効果の分だけ副作用の可能性も高くなります。
本来、高血圧の薬として使われていたミノキシジルは、発毛のみに影響があるわけではありません。
内服によって薬剤が全身に作用することで、めまい、頭痛、動悸、肝臓の疾患、むくみ、血圧低下といった副作用が引き起こされる場合があります。
リスクが高いことから、妊娠、授乳中の女性は使用を禁止されています。
外用薬を使う場合は、かゆみ、赤み、かぶれ、フケなどの副作用の危険もあります。中には、外用薬を使ったところ皮膚から成分が血中に入り、副作用を招いた例も報告されています。
女性用育毛剤における配合量は1%と濃度が低く、用法・用量を守って使っていればほとんどの場合問題ありません。しかし敏感肌の人やアレルギー体質の人などは、リスク回避のためできるだけ使わない方がいいでしょう。
参考:http://database.japic.or.jp/
塩化カルプロニウム
胃炎や胃下垂の治療に使われていた成分です。
こちらも血管を拡げる作用があり、血行促進効果が期待できるため育毛剤に使われています。期待できる効果はミノキシジルと似ていますが、日本皮膚科学のガイドラインによればミノキシジルに比べ副作用が少ないとされています。
しかし、副作用の心配がないということではありません。
外用薬として使ったときにも、過度な発汗、刺激、過敏症、悪寒といった副作用が出かねません。敏感肌の人の使用はできるだけ避け、どうしても使う場合はあらかじめパッチテストを行いましょう。
参考:https://www.dermatol.or.jp/
フィナステリド
AGA(男性型脱毛症)の原因にもかかわる、DHT(ジヒドロテストステロン)を抑える作用があります。ミノキシジルのように、薄毛治療クリニックで利用される成分です。
用法・用量を守っていれば副作用の危険は少ないものの、効果が高いからこそ未成年や女性への投与は禁止されています。
特に男性胎児の性欲器官に影響がでる可能性があるとされ、妊娠中の女性は薬剤に触れることもタブーとされています。
もしパートナーがフィナステリドの含まれた育毛剤を使っていても、女性は使わないでください!妊娠中には、触れることにも十分気をつけましょう。
アルコール
コスメや育毛剤には、多くの場合アルコールが含まれています。
アルコールは製品ごとに配合量が変わり、多ければ多い分刺激も強くなるので注意してください。育毛剤に使われているアルコールは、次のような種類に分類できます。
エタノール(アルコール)
育毛剤の成分表にエタノールやアルコールと書かれている場合は殺菌、防腐、皮脂の除去、血管の拡張、清涼感の演出が主な目的です。
特に男性はすっきりとした清涼感を好む傾向にあり、皮脂も過剰になりやすいため育毛剤にエタノール、アルコールが配合されていることが多いのです。
無水エタノール
成分同士をよく混ぜるために利用されています。育毛剤では全体の20~30%という少量で配合され、頭皮への影響もあまりありません。
植物由来の成分を配合している育毛剤では、防腐や殺菌の役割も果たします。
フェノキシエタノール
こちらも同様に、植物由来の成分によって防腐の役割を果たします。配合量も少ないため、頭皮への刺激もほとんどありません。
女性用育毛剤でアルコールを使用する場合、ほとんどは無水エタノールやフェノキシエタノールのため、心配いりません。
しかし、男性用育毛剤に含まれるアルコールは、血管の拡張や清涼感が目的の刺激に強いものがほとんどです。
女性が男女兼用育毛剤を使うときには、アルコール配合量に注目し、利用の際は十分気をつけてください。
また、後述する育毛剤の「ミューノアージュ」は、貴重な完全アルコールフリーの女性専用育毛剤のため要チェックです!
薬用(医薬部外品)の育毛剤を選んで!
育毛剤は、厚生労働省の薬機法(旧薬事法)によって「医薬品」と「医薬部外品」に分けられています。
医薬品
病院から処方される、もしくは薬局・ドラックストアで購入できる製品です。効果は期待できますが、その分副作用リスクも高く、医師や薬剤師によるチェックが必要です。
医薬部部外品
医薬品に準ずると認められた製品です。一例として、歯磨き粉、薬用クリーム、制汗スプレーなどがあります。
医薬品に分類される育毛剤は、育毛・発毛効果や有効性も高まります。
しかし「薬」として処方されることから管理が難しく、影響も大きい分副作用の可能性も高いことがネック。
それに対し医薬部外品の場合は、効果が認められた成分を使っているものの、国によって配合量の上限が決められています。
効果の出方は医薬品よりも穏やかですが、副作用も起こりにくくなります。
育毛剤は長く使ってこそ効果を得られるもの。だからこそ、強力な薬を使うのには抵抗がありますよね。副作用のリスクを軽減するためにも、育毛剤は医薬部外品をチョイスしてください。
頭皮ケアのやり方を間違えてない?
育毛剤の成分も重要な要素ですが、生活習慣が頭皮トラブルにつながることも。
頭皮にストレスを与える習慣を行っていないか、この機会に振り返ってみましょう。
頭皮ケアは力まずに行う!
シャンプーをするとき、汚れをしっかり落とそうと力を入れて洗っていませんか?
頭皮は力を入れて洗うと、摩擦のダメージを受けてしまいます。特に爪を立てることで頭皮が傷つき、かゆみ・かぶれも招きかねません。
そのため、爪を立てずに丁寧に洗うことを心がけましょう。また、過度に洗いすぎると必要な皮脂を落としてしまいます。乾燥の原因にもなるため、洗いすぎに注意してください。
シャンプーもよく選ぼう
抜け毛や薄毛のトラブルが起きているということは、頭皮が過敏になっている可能性が。
天然由来成分の頭皮に優しい育毛剤を選んでも、シャンプーが髪に悪影響を与えていれば意味がありません。シャンプーも、できるだけ刺激の少ない製品を使いましょう。
市販シャンプーの中には「ラウリル酸Na」や「ラウリル酸カリウム」配合のものがあります。これらは界面活性剤の一種で、強力な洗浄力を誇ります。
脱脂力も強く、敏感肌や乾燥肌の方にはあまりおすすめできません。
頭皮を守るためには、洗浄力が穏やかで刺激が少ないアミノ酸系シャンプーを使いましょう。
あなたはこんな癖がない?
ときどき、無意識のうちに頭皮をかいてしまう癖がある人や、何か考えているときに髪の毛を抜く癖のある人がいます。
こうした癖では同じ場所ばかり刺激してしまうことが多く、知らずしらずのうちに頭皮が傷ついている可能性も。
傷のできた部分は、育毛剤がしみて刺激になる可能性があるので注意。すぐに傷を治すのは難しいと思いますが、できるだけ改善を心がけましょう。
副作用が少ない育毛剤とは?
女性の頭皮トラブルを防ぐためには、頭皮を労わり栄養を十分に行き届けるケアが理想。
育毛剤を選ぶときには、化学成分配合の製品は避け、天然由来の成分配合で副作用リスクが少ない医薬部外品を選んでください!
【年代別】女性専用育毛剤のおすすめ製品!
生活習慣を改善しながらあわせて育毛剤を使えば、内面と外面の両方から育毛ケアができます。
特に、ベルタ育毛剤とミューノアージュという女性専用育毛剤がおすすめ!
20代・30代の女性にはベルタ育毛剤!
20代~30代の女性と、産前産後の女性にはこちらの育毛剤がぴったり。ベルタ育毛剤は、若い世代の女性から人気&リピート率を集めている女性専用育毛剤です。
詳しい内容は、実際に使ってみたレビューとあわせてこちらの記事でご紹介しているので、チェックしてみてください。
40代~60代の女性にはミューノアージュ!
ミューノアージュは、数少ない「アルコール完全フリー」の女性専用育毛剤。
頭皮トラブルが起きやすい方も、こちらの育毛剤なら安心して使えますよ。
女性用育毛剤に副作用はある?頭皮のかぶれを招かないための育毛剤選びポイントまとめ
女性の育毛剤は天然由来成分&医薬部外品がいい!
女性専用育毛剤は、十分こだわった成分で作られている場合が多いので、リスクを怖れすぎる必要はありません。
しかし女性は、体調やホルモンバランスの乱れで頭皮環境がゆらぎがち。育毛剤は低刺激な天然成分由来のもの、副作用が起きにくい医薬部外品を使いましょう。
男性用の強力な化学薬品が配合された育毛剤・発毛剤は、利用を避けてください!