30代以降は、髪の状態が変化しやすくなります。
ハリ・コシのない髪やうねりが目立つようになってきたなら、薄毛・抜け毛のサインかもしれません!
髪質が変わってしまう理由ときれいな髪を守る方法についてご紹介します!
髪の質が変わってきたなら薄毛・抜け毛のはじまり!?
30代なかばごろから40代に差し掛かるころには、薄毛・抜け毛のお悩みが顕在化されやすくなります。深刻化する前には、髪質の変化が見られるのが特徴。
髪は、毎日の生活や環境に応じて、どんどん変わっています。
髪がいつもと違うことに気づいたとき「最近になって、いきなり髪質が変わってしまった!」と感じてしまうかもしれません。しかし実際、髪質は毎日の生活の中で少しずつ変わっているのです。
変化しはじめたばかりの頃は「前に比べて少しパーマがかかりづらくなった」、「なんとなくごわついている気がする」というほどの違いです。
その後、うねりや地肌が見えやすくなってくるなどの変化が目立ちはじめます。
これらの原因は、髪をつかさどる機能の低下。
放置していると、抜け毛・薄毛の問題を招く可能性もあります。
女性の髪質が変わってしまう理由
髪は、女性らしさを演出する存在。
いつまでも美しい髪を保ちたいと思いますよね。
そのために、まずは髪質が変わってしまう理由を確かめましょう!
理由その1:年齢による機能低下
髪質が変わってきたとき、まず考えられるのが「年齢による機能低下」です。多くの人が、30代に差し掛かってから髪にまつわる機能の低下を実感しはじめます。
年齢を重ねていくと、毛根に栄養や酸素を送る機能が衰えます。
これによって髪が細くなり、ハリ・コシがなくなってうねりも起きやすくなります。
機能が低下すれば頭皮も同じように影響を受け、コラーゲンや皮脂も減っていきます。
頭皮がかさつき、髪が育ちにくくなることから、新しい健康的な髪が少しずつ減ってしまうのです。
加齢による変化は誰にでも起きるのですが、少しずつ表面化するため見逃しやすいのが特徴です。
抜け毛が増えたり、地肌が目立ちはじめたりといったきっかけで自覚する人も少なくありません。
理由その2:ホルモンバランスの変化
女性ホルモンは、お肌や髪に影響を与える存在。
しかし、20代ごろから少しずつ分泌量が減ってしまいます。
女性ホルモンの中でも、「エストロゲン」と呼ばれるものは発毛促進にかかわるため、分泌量が減少すると髪が細くなり抜け毛が生じることも。
ホルモンバランスが乱れることで、産後脱毛症、びまん性脱毛症、女性男性型脱毛症すなわちFAGAなどの症状が発症する可能性もあります。
産後脱毛症
妊娠によって一時増えるエストロゲンは、ヘアサイクルの中で自然に抜ける毛を留まらせる効果があります。
出産後、エストロゲン分泌量が通常時に戻ることで一気に脱毛し、髪が薄くなる現象です。
びまん性脱毛症
女性の薄毛の定番とも言える症状です。
ホルモンバランスの乱れに、加齢や外部の影響などが絡み合い発症。
30代~40代頃からではじめ、髪質の変化や地肌の透けを招きます。
FAGA(女性男性型脱毛症)
女性の体内にある男性ホルモンが原因の症状です。
女性ホルモンが減っていくことで男性ホルモンが優位になり、薄毛・抜け毛が目立ちはじめます。
AGA(男性型脱毛症)とは違い、髪の元気がなくなりボリュームが減ることが特徴です。
理由その3:生活習慣
生活習慣の乱れやヘアケアの間違いも髪質を悪化させる原因です。
何気ない習慣が悪影響を与えることもあるため、髪質の変化につながる習慣を詳しくチェックしていきましょう。
ダイエット
極端な食事制限によって、頭皮や髪に十分な栄養を与えられなくなってしまいます。
もともと毛髪は生命活動との直線的な関わりが薄く、栄養補給が後回しになり、十分な栄養を補給しづらいパーツ。発毛に必要な栄養が足りなくなると、薄毛・抜け毛を引き起こします。
ストレス
人は強いストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れます。
これによって女性ホルモン・エストロゲンの分泌量が減り、薄毛・抜け毛が起きやすい状態になってしまうのです。
ストレスで血管が収縮することも、栄養供給の妨げになるとされています。
洗髪中の刺激
洗髪中、髪表面のキューティクルを爪で傷つけると、髪が痛みやすくなります。
キューティクルがはがれると、ツヤがなくなりますます髪質が悪化してしまいます。
紫外線
紫外線は髪のメラニン色素に影響を与え、髪質を悪くしてしまいます。
頭皮の傷つき外部ダメージにも弱くなることから、薄毛・抜け毛が進行しやすくなる可能性があります。
睡眠不足や運動不足
忙しくなると運動時間や、睡眠時間も不規則になりがちですよね。
睡眠は髪の生成や修復に必要不可欠なため、睡眠時間が短くなるほど髪も弱りやすくなります。
さらに運動不足が続くと、新陳代謝が低下し頭皮や髪に十分な栄養が届きにくくなります。結果として、栄養不足による薄毛・抜け毛を招いてしまいます。
髪質が変わってきたときの予防と対策!
髪をきれいに見せるトリートメントですが、毛根に直接作用しないことから髪質自体の変化にはつながりません。
髪質の劣化を改善させるためには、頭皮環境に注目しましょう。頭皮環境を改善するための対処ポイントは次の通りです!
アミノ酸シャンプーで労わる
シャンプーを選ぶとき「なんとなく」でチョイスしていませんか?
30代以降は頭皮環境や機能の衰えがおき始めるため、シャンプー選びもこだわりましょう。
乾燥しやすい大人のお肌には、頭皮の乾燥・老化を防ぐために「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」といった石油系界面活性剤のシャンプーは避けた方がベター。
その分、頭皮ダメージの少ないアミノ酸シャンプーを選びましょう。
しっかりすすぐことを忘れずに!
シャンプー時には、ゴシゴシこすらずに指の腹を使ってやさしく洗うことを心がけましょう。血行が悪くなりがちな頭頂部は、指をジグザグに滑らせることで血行を促進しましょう!
何より重要なのがすすぎ。洗い流しきれなかったシャンプーは、乾燥を招きやすくなります。特に首筋はすすぎ残しやすいため、頭を下げて後ろからシャワーを当て流してください。
しっかり入浴することも大切
血行不良を改善するためには適度な運動も欠かせません。しかし、運動する時間を確保しづらいこともあると思いますので、その分しっかり入浴しましょう。
アロマを使い心身ともにリラックスすれば、自律神経も整い心地よく血行促進できます。
質のいい睡眠を目指す
きれいな髪を保つため、できれば0時をまたぐ前に就寝しましょう。
早い時間に眠れないなら、まずは起きる時間を決めましょう。起きたら必ず日光を浴びる習慣で、体内のリズムが整い夜も自然に寝つきやすくなります。
寝室の環境や寝具を変えることもいいですね。
睡眠の質が高くなると、短い睡眠でもリフレッシュしやすくなります。
栄養を十分摂取
髪の原料となるタンパク質のほか、バランスとれた栄養摂取も欠かせません。
例えばビタミン類は皮膚の新陳代謝を高めたり、亜鉛は髪を作り出したりしてくれます。
タンパク質は大豆や肉・魚類、ビタミン類は緑黄色野菜、亜鉛は牡蠣などから摂取できます。
特に豆腐や納豆などの大豆製品は、良質なタンパク質とともに女性ホルモンに似た大豆イソフラボンが含まれています。
手軽に毎日の食卓に取り入れられるため、ぜひ冷奴や味噌汁などのメニューを意識してみてください!
健康的な状態をキープするための女性用育毛剤!
きれいな髪を手に入れるには、健やかな頭皮環境が必要不可欠。
そのためには、スキンケアと同じように頭皮も保湿と栄養補給を意識しましょう。
簡単にケアできるのが、女性用育毛剤を使ったケアです。
女性用育毛剤で直接必要な栄養素を取り入れ、頭皮を潤します。
大人女性の頭皮は感想しやすいからこそ、女性用育毛剤をドライヤーの前に使えば熱ダメージを抑えることにもつながります。
血行促進作用も期待でき、栄養を毛根へ行き渡らせる手助けもしてくれます。
女性用育毛剤を選ぶなら、お肌への負担が少ない天然成分配合のものをチョイスしましょう!他の記事でも女性用育毛剤について解説しているので、あわせて参考にしてくださいね。
髪が突然細くなる原因は!?女性の髪質変化の改善・対策方法まとめ
頭皮に注目して最適なケアを
髪質が変わってきても、早期にケアすれば改善できます。しかし、髪質の変化は自分では気づきにくいので注意が必要。少しでも「あれ?」と思ったら、育毛剤によるケアや生活習慣の管理をはじめましょう!