普段なんとなく行っている人も多いブラッシング。スタイルを整えるだけのものと考えていませんか?
毎日のブラッシングは方法を工夫するだけで、血行促進や新陳代謝アップにつながるんです!髪の発育をサポートしてくれるだけでなく、ツヤを与えて乾燥知らずの状態に導いてくれます。毎日のケアに取り入れてほしい、正しいブラッシング方法や、ブラシ選びのポイントをまとめました。
ブラッシングにはどんな効果がある?
ヘアケアの基本である、ブラッシング。スタイルを整えるだけでなく、次のような効果も期待できます。
・頭皮を刺激することで血行を促進する
・頭皮に溜まった汚れやホコリを浮かせる
・髪に皮脂を行き渡らせて乾燥を防ぐ
ブラッシングにはホコリや角栓を落とし、髪の表面や頭皮を清潔にして、乾燥や摩擦といった刺激から髪を守る役割を果たします。
さらに、樫の木やヒノキ素材のブラシを使えば、殺菌効果も期待できますよ!
薄毛に悩んでいる女性ブラッシングを見直そう
女性は一般的に、男性より筋肉量が少ないことから、普段どおりの生活でも血行不良に陥りがちです。普段スポーツする習慣がないと、頭皮が緊張状態になりやすく、血流が滞っているかもしれません。育毛に必須の栄養素は血液と一緒に送られるため、血行が悪いと栄養不足になり、細く弱い髪しか育ちません。
ブラッシングにはさまざまなメリットがありますが、特に「手軽に血行促進ができる」のは大きな魅力。直接髪を育てることにつながるわけではないものの、頭皮環境を整えることで、間接的に抜け毛や薄毛対策につながります。高品質なブラシは、ドラックストアやインターネットでも気軽に手に入ります。もともと髪をとかす習慣のある人なら、頭皮マッサージよりも簡単に毎日のルーティーンに組み込めます。
自分の頭皮環境や髪質に合うブラシを使おう
育毛を促すためには、どんなヘアブラシを選ぶかも非常に重要です。
固すぎるブラシを使うことで頭皮に炎症が発生し、ダメージや抜け毛につながる可能性も否定できません。
毎日使うからこそお肌への刺激を抑えた、頭皮に合うブラシを選びたいですね。
育毛ケアに最適な、ブラシ選びのポイントは次の通りです。
ブラシの種類のおすすめは?
ブラシにはハーフブラシや、ロールブラシなどたくさんの種類があります。
育毛におすすめしたいのは「パドルブラシ」というタイプのブラシ。
カヌーを漕ぐ「パドル」に似た形の、マッサージ用のヘアブラシです。クッションが採用されているため、頭皮への影響が少ないという特徴があります。
大きめのブラシで広範囲にケアでき、忙しい朝でも時短につながります。
ブラシの素材のおすすめは?
ブラッシング時に摩擦が起きると、髪の表面をコーティングしているキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。そのためブラシは静電気が起こりづらく、柔らかい素材をチョイスしてください。
おすすめは猪や豚をはじめとした、動物の毛を採用した「獣毛ブラシ」です。
猪のブラシには程よく弾力があり、静電気も起きにくいためマッサージにぴったり。それに対して豚毛ブラシは、猪の毛よりやや柔らかいことが特徴です。獣毛ブラシは密度が高く、適度なコシもあることから、髪や頭皮への刺激を避けたい人も安心して使えます。
最近では、「セシオン」という素材も育毛ケアの分野で多く使われています。
天然ミネラル鉱石を配合したセシオンは、鉱石のマイナスイオン効果によって、血行を促進します。
ナイロンやポリエチレンで作られたブラシならリーズナブルかつ簡単に入手できますが、静電気が起こりやすいので注意が必要です。これらのブラシを使うときには、静電防止機能があるかどうかチェックしてください。
髪質から見るブラシ選び
髪質が柔らかい人やボリュームが少ない人は、目が粗いブラシを選びましょう。
素材もできるだけ柔らかく、刺激の少ないブラシがおすすめです。
反対に髪が硬い人やボリュームが多い人は、目が粗くてやや固さのある芯のしっかりしたブラシを使いましょう。
正しいブラッシング方法をチェック!
ブラッシングは乾いた髪にしよう
濡れ髪にブラッシングをすると、キューティクルがはがれる可能性があります。ブラッシングはシャンプーや育毛剤の前に済ませておきましょう。
シャンプー前のブラッシングは、ホコリやフケを浮き上がらせることにもつながります。また、あらかじめ髪をとかせば、シャンプーをしているあいだの絡まりを防ぐことができるため、抜け毛防止にもつながります。
育毛剤を使う前にも、ブラッシングをしておけば、血行を促進し有効成分を広く行き渡らせることができます。
ブラッシングの正しい手順とは?
育毛のためのマッサージとして「ブラシで頭皮をトントン叩く」というやり方をイメージする人も多いのではないでしょうか。これは、頭皮の自己回復機能を高め、髪の細胞を活性化させる目的で用いられます。確かに理論上間違ってはいませんが、どうしても頭皮への刺激が大きくなってしまいます。お肌がデリケートな女性には、おすすめできません。傷ついた頭皮には育毛剤も使いづらくなり、さらに髪が傷みやすくなる可能性も。
頭皮に優しく、育毛にもつながるブラッシングの方法をご紹介します!
1:ブラシの背に、人差し指をそえる
→親指はブラシのふちに置き、他の指で柄を握る
2:毛先からブラッシングしていく
3:側頭部と生え際は上から下へ、頭の形に添うようにブラッシングする
→ブラシを地肌にあてるように意識する
4:後頭部は髪の流れと反対方向にブラッシング
根本から一気にブラッシングしようとすると、髪を引っ張り頭皮と髪に負荷を与えてしまいかねません。キューティクルがはがれる原因にもなるため、毛先から少しずつほぐしてください。
ブラッシングは、弱すぎず強すぎず「気持ちいい」と感じられる力で行うのがベスト。
適度に頭皮を刺激することで、髪にツヤを与えられるほか、顔の血色もよくなり印象も変わります。
ブラシのお手入れも重要!
ブラシは、毎日使ううちに汚れていきます。
汚れたブラシには雑菌が繁殖し、頭皮にも悪影響を与える可能性が。
獣毛のブラシは特にホコリや汚れがつきやすいため、こまめなケアで清潔な状態をキープしましょう。
毛のあいだに抜けた髪やホコリがつまっているときは、専用クリーナーで除去します。
手元にブラシクリーナーがない場合には、歯ブラシや爪楊枝のように細長いもので代用してもOK。その際は、とがった先端部でクッションを傷つけないようにしてください。
生活習慣や食事習慣にも注目しよう
スムーズに育毛をサポートするには、ブラッシングのほかに食事のバランスや生活習慣、シャンプーの見直しもしなければなりません。食事は、髪を作る材料であるタンパク質のほか、ビタミンやミネラルもバランスよく摂取してください。
そしてシャンプーは、何よりお肌や髪との相性を見ながら選ぶことが欠かせません。
お肌が脂っぽいならさっぱりとした使用感のシャンプー、乾燥しがちなら保湿効果の高いシャンプーを選んでください。女性は一般的に、男性に比べ皮脂が少ない傾向にあるため、特におすすめなのが低刺激なシャンプーです。
そして、育毛するためには頭皮環境も改善する必要があります。
ブラッシングと一緒に、育毛剤を使ったケアを習慣化しましょう。
天然成分のお肌にやさしい女性用の育毛剤なら、敏感肌の人も安心して使えます。
生活習慣を改善しながら、頭皮ケア成分が含まれた育毛剤を日常的に利用することで、身体の内面からも外面からも育毛ケアができます。
特に、ベルタ育毛剤やミューノアージュなどの女性専用の育毛剤がおすすめ。特に産後の抜け毛がひどくなってから使い始める方が多いようです。
妊娠中・授乳中にも安心して使える育毛剤は数が限られているので、産後抜け毛に悩んでいる人や、安心して使える育毛剤が見つからない人は、試してみてくださいね。
ベルタ育毛剤については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
40代から60代の女性の場合には、ベルタ育毛剤もいいですがミューノアージュ育毛剤がさらにおすすめです。
肌質や年齢を考慮しながら、ぴったりの育毛剤を探してください!
ブラッシングが女性の薄毛・抜け毛対策に!効果的なやり方とは?まとめ
ブラッシングを見直して育毛しよう!
ブラッシングは新陳代謝を高め、血行を促進してくれるため、育毛ケアに欠かせません。
さらに、髪にツヤやハリも与えてくれるので髪が乾燥しがちな女性の味方でもあります。
育毛にぴったりなブラシ選びと、正しいブラッシングのやり方を参考にしながら、毎日のケアを正しい方法に導いてくださいね。