ストレスで脱毛症になった場合の対策
女性の薄毛・抜け毛の原因として、世代を問わず悩まされるのがストレスです。
20~30代で妊娠していない女性が薄毛・抜け毛に悩んでいるなら、ストレスのせいと考えていいかもしれません。
それほど、ストレスは髪のトラブルとの関係が深いのです。
特に、ストレスによって誘発されると言われている抜け毛・薄毛はこの2つです。
・部分的に丸く毛が抜ける「円形脱毛症」
・髪全体が薄くなる「びまん性脱毛症」
1つずつ、特徴を確認しましょう。
円形脱毛症
円形脱毛症は、髪が丸く抜け落ちてしまう症状のことです。
知名度が高く、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
2~3センチ程の円状に髪が抜け、地肌が見えはじめたら円形脱毛症かもしれません。
発生箇所はひとつに限らず、あちこちできたり、全身に症状が出たりすることもあります。
円形脱毛症は、免疫関係の疾患や遺伝、ストレスが主な原因と言われています。
免疫が正常な細胞を壊してしまう疾患を「自己免疫疾患」と言い、髪に起きた場合円形脱毛症を招いてしまうのです。
続いて遺伝。
欧米の調査では、親が円形脱毛症の場合、そうでない場合に比べて10倍の発症率になるそうです。
100%遺伝するわけではないものの、親が同じように悩まされているのなら遺伝の可能性が少なくありません。
最後に、ストレス。
強いストレスを受け、円形脱毛症になってしまう人は少なくありません。
ストレスは、自己免疫疾患の引き金になるとも言われています。
つまり、3大原因のうち2つはストレスによって引き起こされているのです。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、一部ではなく全体の髪の毛が薄くなっていく症状です。
急に進行するものではなく、初期状態ではなかなか気づきにくいかもしれません。
初期は抜け毛・薄毛といった分かりやすい症状だけでなく、髪が全体的に細くなる、元気がなくなる、コシがなくなるという症状がみられます。
びまん性脱毛症の原因はストレスのほかに、加齢、ダイエット、ヘアケアの方法が間違っている、薬の副作用を受けているなど。
こちらも、特にストレスは大きな要因となります。
加齢とストレスは、薄毛・抜け毛の2大原因とも言われるほど定番の原因。
20代~30代と若い人や、その他の原因に心当たりがない人なら、ストレスが原因になっている可能性が高いです。
ストレスを解消すれば抜け毛も治る?
女性の抜け毛・薄毛は、ストレスの根本となるお悩みを解決することで快方へ向かう可能性があります。
しかし、抜け毛・薄毛の原因はひとつとも言い切れません。
重症化すれば、過去に受けたストレスが原因で紹介が残り続けることもあります。
そうして薄毛・抜け毛がさらばるストレスの原因になる……という悪循環を招くこともあるかもしれません。
ストレスが原因の薄毛・抜け毛は、原因を解決すると同時に育毛のための対策を取りましょう。
不安を感じる必要はありませんので、前向きに薄毛・抜け毛対策を目指しましょうね!